なぜアメリカは20世紀の勝利者になり、そしてあっけなく崩壊するのか Part 1

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20世紀はイデオロギー戦争の時代だったと言われます。全体主義、共産主義、自由民主主義が戦い、自由民主主義が勝利しました。自由民主主義の代表はアメリカであり、アメリカの政治体制は「歴史の終わり」とすら言われました。これは自由民主主義が最良の政治形態であり、もうこれ以上は進化しないという意味です。しかしソビエト崩壊から35年の今、アメリカ国内では州政府と連邦政府が対立し、分断・崩壊が現実化しています。歴史の終わりとまで称賛されたアメリカが、なぜここに来て崩壊しつつあるのか?自由民主主義が実際は理想のイデオロギーではなかったとしたら、なぜアメリカは20世紀のイデオロギー戦争に勝てたのか?このサイトの目的が新しい文明のデザインということであれば、この疑問を避けて通ることはできません。そしてこの疑問については今まで説得力ある回答を聞いたことがありません。そこで私なりにこの疑問への回答を試みたいと思います。

 

セックスレス未婚問題の根本原因は資本主義

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セックスレス、未婚、少子化が先進国で共通の問題であることは今日、世界的に広く認識されつつあります。しかしこれらの問題に関する研究はその深刻さにもかかわらず、驚くほど少ないのが現状です。世界に先駆けてこれらの問題が表面化したのは1990年代後半の日本ですが、日本では本格的な取り組みが無いまま出生数は減る一方で、現在のペースで日本の出生数が減れば18年後には出生数がゼロになるでしょう(出生数のデータはこちら)。この点については今までイーロン・マスクが何度か懸念を表明していて、「日本は消滅する」と予言しています。出生数ゼロは国家の存亡に関わる危機的事態です。しかし当の日本人はまったく問題視していません。本格的な取り組みがないことはもちろん、研究者も存在せず、当然、危機を呼びかける人もいません。これは現代人にかけられたマインド・コントロールがあまりにも深いことを意味しているでしょう。現代人はセックスのタブー視が強すぎて、真面目に研究することすら出来ないのです。

 

 

共産主義の大量処刑はまず国民の洗脳から

Lenin as a puppeteer

資本主義はまもなく崩壊します。世界中で積みあがった負債は天文学的な数字となり、世界経済はその利払いに耐えきれないからです。資本主義の限界を知った人々は別のシステムを求め、それは共産主義かもしれません。しかし、ここで思い出すべきは共産主義の恐ろしさです。共産主義は第一次大戦と第2次大戦の死者数の合計に匹敵する自国民らを処刑、または殺害しました。一次、2次大戦の死者数の合計は1億人ですが、毛沢東政権下の処刑と飢饉では5000万人が殺され、レーニンとスターリンによる処刑と意図的な飢饉(ホロドモール)でも3000万人が殺されました。ヒトラーがソビエトに攻め込んだ時、ソビエトのプロ軍人はあらかた処刑されていてアマチュア軍人しかいなかったため、ソビエト側の死者が増大した話は有名です。ポル・ポトはカンボジア国民の3人に1人、200万人を処刑しました。では、共産主義はなぜこれほど多くの自国民を処刑したのでしょうか? 戦争で敵を殺すことは感覚的に理解できても、平和時に自国民を大量処刑することはなかなか理解できることではありません。そしてさらに重要な問いかけは、なぜそれほど大量の処刑が可能になったのかということです。

はじめに

ネクスト・シヴにようこそ。次の文明がテーマです。

 

1.資本主義の終わりと新文明

 

10年先を予想する若者たちの多くが将来を悲観し、不安を抱えています。未来に明るい希望が何も見えないからです。まず資本主義はまもなく崩壊するでしょう(今は2025年)。世界中で積みあがった負債が天文学的な数字になり、利払いに耐えきれないからです。世界経済は人類が初めて経験するレベルの打撃を受けます。

地球環境もまた終わりに近づいています。北米大陸では地下水を使い尽くし、まもなく農業ができなくなります。肥料の原料であるリンとカリウムもあと数十年で枯渇します。人類は過去50年で昆虫、魚、鳥、動物の数も半減させましたが、自然が崩壊する中で人類だけが生き残ることは不可能です。